(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
・良性腫瘍(りょうせいしゅよう)とは病理学的に悪性所見を持たない
腫瘍のことです
■良性腫瘍の症状
・良性腫瘍細胞は自律的な増殖をするものの、自らどこまでも
自律的に増殖できる環境を作っていく能力をもたず、
発生した場所で増殖するのみで、
栄養血管の不足などそれ以上の増殖を許さない環境が生じた時点で
増殖を停止します
・分化度の高い悪性腫瘍より、
更に分化度の高い腫瘍と言うこともできます
なお、発がん機構は多段階であり、良性腫瘍と悪性腫瘍の境界線は
必ずしも明らかではありません
・形態的には、概ね以下のような特徴を示します
(全ての良性腫瘍に当て嵌まる訳ではなく、またこの特徴に
当てはまる腫瘍が全て良性という訳でもありません)
・周囲の組織を圧排しながら増殖し、肉眼的にも顕微鏡的にも、
周囲との境界が明瞭な膨脹性増殖を示す
転移や浸潤傾向を示さない
・発生母地の組織とあまり変わらない(=類器官的 organoid な)
組織構造を示す
即ち構造異型が小さい(とは言え、全くの正常構造ではない
例えば腺腫の腺管は極性を持たない走行を示し、
また三次元的なネットワークを構成している
・個々の細胞の形態も母地の正常細胞とあまり大きな隔たりがない
即ち細胞異型が小さい
・細胞周期が長い
また、異常核分裂を起こさない
良性腫瘍(りょうせいしゅよう)の衝撃写真!